強くなるための「12の力」(解説)
- 12の力に分類しました。
- それぞれの力を、個別に鍛えたい時のために、練習法にリンクしています。
- 「聞いて取る」というメニューだけは、「全ての力を強化する」という位置づけにしています。
①あこがれ力:
あんな人みたいに強くなってみたい!かっこよく闘いたい!などとあこがれを持つことで、自分自身の上達イメージを持てるものです。そして、練習にも前向きに取り組めるようになります。
②手スピード力:
相手を常に上回るスピードで、手を動かせる力です。本当に強い子は、「札に触るまで」と同様に、「札に触った後」も速いです。つまり、一瞬で、札がその場から消えるイメージです。動画を撮ったのをスロー再生しても、数コマで手が消えていきます。
ここでいう「スピード」とは、決まり字にさっと反応して、瞬間的に手を札に到達させるいわゆる「瞬発力」も含みます。
👉練習法
③手コントロール力:
百発百中で、狙った所にずれることなく手を伸ばす力です。もっと言うならば、札全体を触ろうという意識では遅くなってしまいます。極端なことを言えば、札の自分側に近い縁の部分を触ればいいのです。
👉練習法
④集中力:
札が読まれる瞬間には、完全に「静」の状態です。その姿勢を維持するためには、体力も必要です。つまり、体力があってこその、集中力です。
👉練習法
⑤札認識力:
特に初心者の頃(場の暗記力が備わっていない段階)には、上の句が読まれてから、並んだ札を目で「探す」ことになります。この時、耳から入った上の句と、目から入る下の句(取り札)をリンクさせる力です。なお、頭を動かすのではなく、眼球のみを素早く動かせる方がいいです。
👉練習法
⑥場の暗記力:
短時間で札の配置を覚える記憶力。本当に強い子は、自陣を並べ終わった時点で、配置が頭に入っています。その上で、試合前の暗記時間には、敵陣の配置を覚え、友札の整理をしていきます。
👉練習法
⑦聞き分け力:
読み手の発音(息づかい)を、素早く正確に聞き分けることが大切です。例えば、青色札の「きみがため」と「きりぎりす」は、2文字目が似ているので、間違わないように聞き分けることが大切です。
👉練習法
⑧自陣キープ力:
自陣は、相手よりも自分の方が近いです。また、自陣は、自分が並べたものです。それを相手に取られるのは、残念です。相手よりも自分に近い自陣の10枚を、確実に取り切る力です。
👉練習法
⑨手ストップ力:
勘違いにより取ろうとしたとしても、スピードのある手を瞬時にストップできる力です。お手つきを減らせます。
👉練習法
⑩(決まり字)変化対応力:
友札は読まれる度に決まり字が短くなります。それを冷静に分析し、自覚する力です。
👉練習法
⑪後半勝負力:
本当に強い子は、後半が強いものです。決まり字の変化にも強く、集中力も切らさず、プレッシャーにも打ち勝つ精神力も試されます。それらの総合的な力だと思います。
👉練習法
⑫リセット力:
試合を重ねる度に、前の試合の暗記が残っており、お手つきしてしまうことはよくあります。一度暗記した札の配置を記憶から消し去る力も大切です。試合に入る前のルーティンを確立することとも関係があります。
👉練習法
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