2020.10.05 11:07【34番】身分は低いが 琴の名手&人気歌人!!藤原興風!!ジャンル:他時代:平安時代 超要約:死に後れた 歌の意味(子ども向け):なつかしい友だちは、みんないなくなってしまった。歌の意味:誰をいったい、親しい友人としようか。(長寿で有名な)高砂の松も、昔からの友人ではないのに。☟この首に関するクイズ Q 作者は、年をとっているか、それとも、若いか? A 年をとっている。 年老いてくると友人たちもだんだん死別して少なくなってくる。この歌はそうした老いの孤独を詠んだ一首である。☆ゆかりの地巡り⇨高砂神社(兵庫県高砂市)👇語呂合わせ(覚え方) 歳をとり、長生きをすればするほど、昔からの友人が先に死にます。この歌は、そういう老人の寂しさを詠んだものです。 松は一年を通して緑色で、木の中では長生きであることから、永遠や長寿を表す木として大切にされてきました。中でも、播磨国(兵庫県)にある高砂の松は、古くから長寿の松として、歌に詠まれてきました。そのおめでたいはずの松が、ここでは老いの寂しさを引き立てるものとして詠まれています。 作者の藤原興風(ふじわらのおきかぜ)は、三十六歌仙の一人です。笛や琵琶にも優れ、琴の名手として大変有名な人でした。 実は、興風の名はさまざまな歌集で、役職も尊称もつかない呼び捨ての状態で書かれています。六位という低い身分のままだったためで、生涯についての記録がなく、生没年もわかっていません。ただ、歌人としては宇多天皇に認められるほどの実力者であり、数々の歌合(うたあわせ)に招かれて歌を詠んでいます。 「高砂神社」には、建立当時から生え始めたといわれる、「相生(あいおい)の松」があることで有名です。この松は根がひとつで幹が2つに分かれていることから、夫婦の情を示す霊松として神木として崇められています。ゆかりの地巡り③〜高砂神社「誰をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに」(34番) 「高砂の松」と言えば、高砂市の高砂神社が有名です。 ここには、建立当時から生え始めたといわれる「相生(あいおい)の松」があるこ中川知浩のオンライン五色百人一首教室☝️高砂神社に行って来ました!0コメント1000 / 1000投稿
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