ゆかりの地巡り3〜高砂神社
「誰をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに」(34番)
「高砂の松」と言えば、高砂市の高砂神社が有名です。
ここには、建立当時から生え始めたといわれる「相生(あいおい)の松」があることで有名です。この松は、雌株・雄株の2本の松が寄り添って生え、1つ根から立ち上がるように見えるものです。
松は永遠や長寿を象徴することから、「相生の松」は、特に縁結びや和合、長寿の象徴とされます。夫婦仲の祈願も兼ねて、高砂神社を訪れることにしました!
まだまだうだるような真夏の暑さの中、セミの鳴き声が聞こえていました。
感染症対策として、手水舎(ちょうずや)には、柄杓(ひしゃく)がありませんでした。どうしようかと思った瞬間、なんと、水が自動で出てきました!ははん、センサーだな!でも、どこにあるか、探したのですが、センサーのありかが、わかりませんでした!
同じく、賽銭箱の所に、本来あるはずの鈴(正式名称は、「本坪鈴(ほんつぼすず)」)がありませんでした。これも、感染症対策らしいです。今どきは、どこの神社も、そうしてるんでしょうか?大変ですね…
本殿の右奥に行くと、5代目となる「相生松」があります。周りを囲われているので、触ることはできないようになっていました。
写真でわかるでしょうか?なるほど、樹肌が違いますね。クロマツとアカマツですね。
ここ高砂神社には、たくさんの松が崇められています。百人一首第34番の作者、藤原興風(ふじわらのおきかぜ)が、語りかけた松は、どれかなあ?と想像してみるのも楽しいですね。
高砂神社は、長閑な雰囲気もあり、とても居心地がよかったです。私がいた時間は、決して多くはないですが、常に参拝者がいました。すぐそばには、海もあり、港の雰囲気も漂っています。
夫婦仲を円満に保ちたい人、長生きしたい人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?近くの「高砂みなとの丘公園」や、「あらい浜風公園」も、とっても素敵な場所です。夕暮れ時は、海を見下ろせる最高のロケーションです。ぜひ、立ち寄ってみてください!
【参考】高砂神社のHP
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2020.08.23 09:05
2020.08.23 05:09