【14番】イケメン&プレイボーイで光源氏のモデルとなった!!河原左大臣!!
ジャンル:恋
時代:平安時代
超要約: サイケな心
歌の意味(子ども向け): ぼくの心をこんなにも乱すのは、君さ。
歌の意味:陸奥で織られる「しのぶもじずり」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)。
を歌った歌である。
☟この首に関するクイズ
Q この歌は、何をテーマにした歌か?
①片思い
②失恋
③人生
A ①
「忍ぶ恋」を詠んだ歌で、この歌が作られた平安時代の恋の歌の、流行のテーマであった。恋してもかなうはずのない高貴な人や他人の妻への慕情に心を乱す男のことを歌った歌である。
☆ゆかりの地巡り ⇨河原院跡(京都府京都市)
👇語呂合わせ(覚え方)
相手の女性から、愛情を疑われたのに対して、わたしの気持ちが乱れているのは一体誰のせいだと思うのですか、あなたのせいですよ、と自分の愛情が変わらないことを訴えた歌です。
河原左大臣とは、源融(みなもとのとおる)のことです。京都の東六条に河原院(かわらのいん)という邸宅を建てて住んでいたので、そう呼ばれていました。大金持ちでプレイボーイで光源氏のモデルの最有力候補とされています。
この邸宅、というか、この別荘は、大変広く、東京ドーム1.3倍の広さに相当します。東北地方の名所、塩釜の海をまねた立派な庭園を造りました。大阪湾から海水を引き、汐くみのパフォーマンスまで行ったそうです。源融の死後、この河原院はすっかり荒れ果て、さびしい寺に変わります。
河原院の跡地は、今は渉成園(しょうせいえん)として残っています。周辺には、塩竈町や塩小路通と言った地名があり、融の住まいの名残りをとどめています。
「みちのく」とは、東北地方の太平洋側の古い呼び方で、「道の奥」がつづまったものです。
「しのぶもぢずり」とは、福島県信夫(しのぶ)地方特産の忍ぶ草の茎や葉をすりこんで、乱れ模様に染めた織物のことです。
宇治の平等院は、作者の別荘だったそうです。
☝️河原院跡に行って来ました!
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