全ての子が楽しめる放課後練習会にするために…

 勤務校において、毎週月曜日、放課後の1時間、練習会をしている。参加者者は、1年生から5年生まで。実力は、県大会で優勝する子から、最近やっと平仮名を読めるようになった子まで。
 6月の学校再開後、3回は青色か黄色のどちらかを選択させて、一人練習に取り組んだ。その後、4回は、全員で一つの色=桃色に取り組んできた。特に直近の2回は、飛沫感染防止パネルを使用しながら、トーナメントによる対戦形式を取り入れたことにより、子供たちは夢中になっていた。改めて、対戦の魅力を感じさせられた。
 次回から4回は、色を変えて、黄色をする。発達段階も実力も、差が大きい。たまにしか、参加しない子もいる。その子たち全員が、楽しく満足し、実力をつけられるような練習会にしたい。黄色の4回を終える頃にはある程度の自信を各自が持っていられるようにしたい。実際の実力はともかくでも、本人が「自分って、百人一首が得意かも!」「百人一首楽しい!」と思えるようにしたい。そのために、計画が大事だと思うので、書き出してみた。

黄色 第1回目の計画(詳細)

⭐️前半
  • 50階級検定をより良いものにするために、全員に①「札流し」と②「一人打ち」をさせ、記録枚数を記入(上図)してもらい、集約する。
→次週、確定した検定表を提示し、自分の実力の現状や伸びを把握するのに、活用していく。

①「札流し」(10分)
→20枚全てを覚えていない児童には、語呂合わせのムービーを繰り返し見せる。
→同時に、覚えている児童には、3種類の札流し(自分向き、逆向き、向き混合)のタイム測定をし、記入させる。

②「一人打ち」(10分)
  • 全員で、3種類の一人打ち(フル読み、上の句5文字&下の句7文字、上の句5文字)を、1回ずつさせる。その際、「聞いて取る」のムービーを使用する。


⭐️後半(20分)
  • 「レベル別アップダウン」を繰り返す。
(上級者組と中級者&初心者組に分かれ、勝ったら1つ上の場に上がり、負けたら1つ下の場に下がる、という具合に、毎試合対戦相手を変えていく。自ずと実力が同程度の子と対戦することになり、実力伯仲する。)

黄色 第2〜4回目の計画


⭐️前半
  • 50階級検定表を提示し、「札流し」や「一人打ち」により、現在の実力を測定させる。→次週からは、自分の実力の伸びを実感させる。
⭐️後半
  • 3つの部(上級者・中級者・初心者)に分けて、トーナメント大会を行う。

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