【70番】源俊頼にリスペクトされていた!!良暹法師!!


ジャンル:秋
時代:平安時代 
超要約:黄昏の両隣

歌の意味(子ども向け):どこにいったって、やっぱりひとりぼっちだ。
歌の意味:あまりにも寂しさがつのるので、庵から出て辺りを見渡してみると、どこも同じように寂しい、秋の夕暮れがひろがっていた。
☟この首に関するクイズ

Q ここで言う「宿」の意味は?
①自分の家
②旅館
③学校

A ①
👇語呂合わせ(覚え方)



 秋の夕暮れの、寂しさにしみじみひたって詠んだ歌です。

 作者は僧侶で、京都の大原の里に庵を建てて、暮らしていました。庵の外に出たのは、寂しかったからでしょうが、それは決してつらいものではなく、むしろ自然のもつ寂しさの中に身をおき、それを味わおうとしているのです。「秋の夕暮れ」の寂しさを、風情(ふぜい)があって心ひかれるものとして、とらえています。

 作者の良暹法師(りょうぜんほうし)は、父が比叡山の僧、母が藤原実方(51番)の家の女の「童(わらわ)」=「召使(めしつかい)」だったと言われます。比叡山で修行するお坊さんでした。洛北・大原に隠棲、晩年は雲林院に住んだそうです。生没年共に不詳です。

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