【56番】波乱万丈の人生を送った恋多き女性!!和泉式部!!


ジャンル:恋
時代:平安時代 
超要約:また来てね

歌の意味(子ども向け):もう一度でいいの。大好きな人に会いたい・・・。
歌の意味:もうすぐ私は死んでしまうでしょう。あの世へ持っていく思い出として、今もう一度だけお会いしたいものです。
☟この首に関するクイズ

Q 作者は、今、病気で死にかけている。〇か✖か?

A 〇
 作者の和泉式部は、生没年不詳である。
👇語呂合わせ(覚え方)


 「あらざらむ」とは「自分が生きていないであろう、死んでしまうであろう」という意味。病気が重くなって、死を予感したころ、恋しい人に送った切実な内容の歌です。容姿が美しく多感で、多くの男性に愛された和泉式部は、和歌の才能にも優れていました。ですが、この歌は、これといった技巧(歌枕・序詞・掛詞など)もなく、彼女の詠んだ歌の中では、素直に詠まれた歌だと評されることが多いようです。

 作者の和泉式部(いずみしきぶ)は、生没年ともに不詳。情熱的な歌人であり、恋多き女性で、波乱にとんだ一生を送りました。「和泉式部日記」には、作者自身の恋愛の話をたくさん書いています。橘道貞(たちばなのみちさだ)と結婚して、小式部内侍(こしきぶのないし)(60番)を生みました。しかし、結婚していながら、若い親王と恋に落ち、道貞とは離婚、愛する親王を亡くした後は、その弟に愛されるなど、ドラマチックな一生を送りました。


 和泉式部は華のある女性だったからでしょうか、全国に墓が10数か所あるそうです。

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