ジャンル:恋
時代:平安時代
超要約:恋の遭難者
歌の意味(子ども向け):どうなるかわからない。不安でいっぱいの恋だよ。
歌の意味:由良川の河口の流れが速い瀬戸を漕ぎ渡る船頭が、櫂をなくして行く先も分からずに漂っていく。そんなようにこれからどうなるのか行く末が分からない私の恋の道行きだ。
☟この首に関するクイズ
Q 由良川は、どこにあるか?
①兵庫県
②奈良県
③京都府
A ③
由良川は京都府の北部、宮津市を通って日本海に流れ込む川だが、河口部分はちょうど川の水と海の水が混じって流れが速い上に、波が乱れて渦などもできている。
👇語呂合わせ(覚え方)
「由良の戸」とは、京都府の由良川が若狭湾に注ぐ河口の辺りです。河口部分はちょうど川の水と海の水が混じって流れが速い上に、波が乱れて渦などもできています。熟練した船頭さんでもつい川船の櫂を流されてしまい、急流に翻弄されてどうすればいいのかと途方にくれたりもするようです。今回の歌は、その情景を「序詞」として語り、私の恋もそれと同じで、これからどうなるか分からない。途方にくれてしまっている、と歌っています。
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