【15番】異例の高齢即位!天皇なのに自炊する!!光孝天皇!!


ジャンル:春
時代:平安時代 
超要約: 君に春の便 

歌の意味(子ども向け):はい、プレゼント!雪の中つんだ若草だよ。
歌の意味:あなたにさしあげるため、春の野原に出かけて若菜を摘んでいる私の着物の袖に、雪がしきりに降りかかってくる。
☟この首に関するクイズ

Q ここで言う「若菜」とは何か? 

A 「若菜」は決まった植物の名前ではなく、春に生えてきた食用や薬用になる草のことである。
「春の七草」のセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)などが代表的である。
昔から、新春に若菜を食べると邪気を払って病気が退散すると考えられており、1月7日に「七草粥」を食べるのはそこから来ている。初春の「若菜摘み」も慣例的な行事であった。

☆ゆかりの地巡り ⇨光孝天皇陵(京都府京都市)

👇語呂合わせ(覚え方)
 


 正月の最初の子(ね)の日に、若菜を食べるのは、宮中の習慣でした。こうすると、邪気を払い、健康に過ごせるとされていました。子の日とは、暦の上で、12支の「子(ね)」にあたる日のことです。「若菜」は、早春の野に生える食用の野菜や野草で、春の七草などのことです。

 江戸時代になると、正月七日に7種類の若菜を入れたおかゆを食べる風習となって広まりました。「七草の節句」といい、その風習は現在も受け継がれています。


  • 「ごぎょう」とは、「ははこぐさ」のこと。
  • 「ほとけのざ」とは、「こおにたびらこ」のこと。現在よく言われている「ほとけのざ」とは、別物であるので注意!
  • 「すずな」は、「かぶ」のこと。
  • 「すずしろ」とは、「だいこん」のこと。
☝️これは、春の七草の「ほとけのざ」ではありません!食べられません!

 作者の光孝天皇は、第58代天皇で、55歳で即位しました。若い頃から心優しく、とてもハンサムな青年だったそうです。贅沢を嫌い、天皇になってからも自分で炊事をしたそうです。紫式部は、彼をモデルの一人にして、「源氏物語」を書いたと言われています。

 光孝天皇陵は、金閣寺と嵐山の真ん中あたりにあります。住居地の中にあるのが、不思議な感じがします。

☝️光孝天皇陵に行って来ました!

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